※お電話の際はお手元に登録証をご用意下さい。模造刀のお買取りは出来ません。

全国刀剣買取センター > 刀剣コラム > ココを見ればOK! 日本刀・刀剣の偽物の見分け方

ココを見ればOK! 日本刀・刀剣の偽物の見分け方

2015年10月09日(金)

◆偽物には注意

他の古美術・骨董品と同じく、日本刀には偽物が多く出回っており、その割合は一般の方がご想像する以上と言えるかもしれません。そのため、憧れの日本刀を手に入れる際、また買取を依頼する際は、その刀が本物か偽物か、細心の注意を払ってチェックする必要があります。

特に、著名な刀工の銘が刻まれている日本刀は、要注意! 愛好家の購買意欲に付け込んで、まぎらわしい偽物を本物の標準価格よりもわざと安値をつけて「掘り出し物ですよ」と販売しているケースや、売却する際に、本物を偽物といって安く買取るケースなどが見られます。

下記の“偽物の見分け方”を参考にしていただき、購入、売却の際は、十分お気を付け下さい。

◆偽物を掴まないために

★見分けるポイント① 鑑定書の有無

「公益財団法人日本美術刀剣保存協会」が発行した「保存刀剣鑑定書」、またその上位の鑑定書や指定書があれば正真作と考えて差し支えないので、安心して購入することができます。発行されて30年以上になり、業界ではその存在を充分認知されておりますので、この鑑定書がついていない場合は、偽物の可能性があるでしょう。

買取業者に売却する場合は、必ずこの鑑定書も一緒に査定に出すようにしてください。高価買取のポイントとなります。

※都道府県教育委員会発行の「銃砲刀剣類登録証」には、その刀身の情報をそのまま書くことになっております。その銘が正しい(本物)か正しくない(偽物)か、その判断は登録審査では行われておりません。すなわち、登録証に記載されているからと言って、正真作と認められたものでないと言うことです。くれぐれも誤解の無いようご注意下さい。

★見分けるポイント② 銘(めい)の文字の刻まれ方

銘とは、刀身に刻まれた刀工の名前、年月日のことで、茎(なかご・柄の中に入る部分・中心とも書く)に鏨(たがね)で刻まれ(切られ)ます。価値が高い刀剣であればあるほど、その刀身を打ち下ろした時点でその刀工が堂々と自身の銘を刻んでいますが、偽物の場合、本物の銘をあとから模して(写して)、全くの別人が入れることになります。その際、本物にはありえない、不自然な形で刻まれていますので、下記のポイントをチェックしましょう。

 

  •  きれいに刻まれていない(大雑把)
  •  刻まれ方が甘い(線が細い・むらがある)
  •  全体的に銘の入っているバランスがよくない

 

字に筆跡があるように、銘の刻み方にも当然刀工それぞれの癖が生じます。文字として同じに読めても、字の一画一画に鏨の刻まれ方の個性や特徴が表れるのです。
これらのポイントを見極めるためには、本物との比較が必要です。日頃から本物を観察するなど目を養っておきましょう。

★見分けるポイント③ 茎(なかご)の錆色や形

茎は、柄(つか)の中に入っている、手で握る箇所のことで、柄を取れば本物か偽物かを見分けることができます。茎の形状は摺り上げ(すりあげ)・大摺り上げ・区(まち)送りなどの元の形を後世意図的に変化させたものと、当時の状態をそのまま保っているものが存在します。

次に、茎の全体、目釘のまわり、銘の部分の錆の色を比較します。偽物の場合、まずその刀工の本物の茎の形に改造した上で、あとから人工的に錆をつけるので、下記のように不自然な錆のつき方の場合は、偽物の可能性が高いと言えます。

 

  •  異なる色の錆びがついている(色にむらがある)。
  •  胡麻のように点々と錆びがついている。
  •  触れたときにざらつき感がある。
  •  錆の付き方が浅く、角の方のつけ錆びが、柄の抜き差しで落ちて光っている。

★見分けるポイント④ 鑢目(やすりめ)の特徴

茎には鑢が施されていますが、鑢の施し方(鑢目)は、刀工や流派によって違いがあります。本物の場合の特徴(切り、勝手下がり、筋違い、大筋違い、逆鑢、化粧鑢、桧垣、鷹の羽、逆鷹の羽、せん鋤など)を知っていれば、まずそこで正しいかどうか見分けることができます。

★見分けるポイント⑤ 作柄の特徴

刀工には所属した流派の掟や、それぞれが得意とした作柄があります。いかに出来栄えが見事でも、普段と違う作柄のものである場合は、やはり一度は偽物の可能性を疑うべきでしょう。

◆真贋の見分けは専門家に頼むのが一番

日本刀が本物か偽物かを見分けるには、多くの刀を見て、普段から鑑定することに慣れておく必要があります。知識と経験なしに鑑定することは困難であり、間違った判断を生むことにつながります。

そのため、これから日本刀を手に入れる方、持っている日本刀が本物であるかどうか鑑定したい方、買取業者への売却を考えている方など、本物かどうかを見分ける際は、やはり刀剣に関する専門家に鑑定してもらうのがもっとも確実な方法です。

失敗の無い日本刀の売買をするためには、購入先、売却先など、目的の業者にきちんとした専門家がいるか、また納得の出来る説明を受けられるかどうかをきちんと確認した上で、行動に移すことをおすすめします。



  |  

Return to Top ▲Return to Top ▲