買取事例のご紹介

当社は日本で一番説明を尽くす刀剣買取店を目指しています!

日本刀に限らず、何かのお品を買取店に持ち込んで売ってきたものの、本当に正しい査定だったのか、なぜその値段になるのか、納得出来る詳しい説明を受けられなかった経験は御座いませんでしょうか?
本来、どんなものにも適正な値段があります。
しかし残念ながら刀剣の場合はそれが特にわかりにくいのが現状です。そのため不当にお安く買いたたかれたり、説明不足で妥当性を感じられなかったり、後悔したと言うようなお話を多く耳に致します。

当社ではお客様に知識がある場合も、ない場合も、
不当にお安く値付けすることなく、
宅配買取・出張買取・来社買取、
どの方法の場合でも、お客様の疑問をすべて解消し、
査定額に理解頂けるまでとことん説明を尽くして
おります。

買取事例を流れと一緒にご紹介

買取事例①-刀150万円

※写真はイメージです。

お客様 東京都在住、65歳男性
ご入手の経緯 ご相続
お売りになる動機 久し振りに見てみると、若干の錆が生じ始めていた。
引っ越しなどもあり、今後も継続して管理して行くことがが難しいと思われるため。
お品物 刀 源正雄 長さ2尺3寸5分、刃紋互の目に丁子交え、金筋・砂流し入り、匂深く地沸厚くつき、匂口明るく冴える。作柄は典型的で、出来栄えはなかなか良い。
昭和30年東京都登録、甲種特別貴重刀剣認定書付(昭和52年)
お買取の形態 出張買取
ご説明の手段 ご訪問の上で約1時間半ほど
お買取金額 150万円

最初のお電話

今回のお客様は都内在住の65歳の方で、HPを見てお電話頂き、まずは登録証にしたがってお持ちの刀の長さや銘文、状態などお聞きし、まずは大まかな査定を行いました。
その時点で一定のご理解とご信頼を頂き、出張で買取に伺うこととなりました。

(このお電話の通話時間:約15分)

出張買取

都内のお客様のご自宅まで出張させて頂き、早速査定を行いました。

※一都三県は出張買取範囲です(事前電話査定の上で)。

査定の開始

登録証参考画像 まずは刀身・鞘・はばきなどの装具、登録証と現物が一致しているかどうか、登録証が正しいものか、発行教育委員会への確認、出来栄え・作風・傷欠点の有無、銘について資料と照らし合わせて真贋の判定含め、あらゆる角度から時間をかけて入念に確認を行いました。
今回は日本美術刀剣保存協会の認定書(旧制度)も付いておりましたのでその内容の確認も同時に行いました。

厳正な査定の結果、このお刀は源清麿の弟子の源正雄の正真作であり、状態は少々錆が生じ始めているものの、健体を保ち、出来栄えは上々、作柄も師の清麿をほうふつとさせる相州伝でなかなかのものでした。

お刀の状態、長所・短所など総合的に把握の上、再研磨費用・鞘作成費用、現行制度の鑑定書の取得費用など勘案し、査定額は150万円となりました。
正真作は正真作として、適正に判断し、長所は確実に査定額に反映させる。
あくまでもお客様に有利になる形で、正しく査定をさせて頂いた結果です。

査定結果のご連絡

上記の通り、査定させて頂いた結果について、詳細にご説明させて頂きました。
このお刀について、正真作であり、出来栄えも良い、欠点も無い、ただし、再販に際しては、必要な工作費がかかること、現行制度の鑑定書取得が必要であること、それらの点を詳しくお伝え致しました。
このお刀については、お客様のお爺様の戦友の方よりお客様のお父様に譲られたものとのことで、元の持ち主の方は名家のご出身で、戦時中は軍医さんだったとのことです。
作者である源正雄は幕末の名工源清麿の門人で鈴木次郎と云い、江戸下谷御徒町に居住したと伝える刀工です。
清麿を始め、その弟子筋の作には偽物が非常に多く存在し、拝見するまではその可能性も拭いきれなかったのですが、結論としてその懸念は無用であったと言うことで、ご先祖から伝わったものがきちんとしたものであったことがわかり、お客様にとっても、私どもとしても、望ましい結果となりました。

正雄このお刀については、お父様の代まではきちんとお手入れしていたものの、自分の代となってからは時々見るくらいで、またその間隔も数か月に一度が半年に一度、年に一度、数年に一度とついつい忘れがちになり、それでもお父様の遺品だからと手放すつもりはなかったものの、今度お引っ越しをすることとなり、今度のお住まいには和室もなく、置き場も無さそうだとのことでついに売却を検討する中で、当社のHPを見てご連絡頂いたとのことでした。
ちなみに、あとでお聞きしたことですが、お父様が亡くなられた後、お手入用の刀剣油を買うために刀剣商を訪ねた際に、刀剣商にこのお刀のことについて少しお話をされたそうで、その頃はちょうどバブル時代であったこともあり、今回の買取額の倍額以上のお金額を提示されたそうです。
けれどもその頃は錆びさせたりもしておらず、全く手放すつもりもなかった。
いまはその頃と比較して日本の経済は決して良くなく、美術品も値下がりしているのは承知しているので、今回の買取額については満足している、とのお言葉を頂きました。

刀剣類を含む美術品の相場は、その時代の景気や世相、消費者の嗜好・購買動向に大きく左右されます。
高度経済成長時代を経て、バブルに突入、そして崩壊を経た現況の刀剣相場は、その頃と比べると残念ながら下落しております。
しかしそれは刀剣だけに限ったことではなく、株や土地などすべてに言えることであり、いまを生きる我々は、過去に戻ることは出来ません。
現況の相場の中で、出来る限りの高額査定を行う中で、最終的にご理解を頂けましたこと、私どもの誠意を汲み取って頂けたお客様に対しては、心から感謝申し上げたいと思います。

(ご訪問時間:約1時間半ほど)

お支払い

買取申込書・身分証のコピーなど必要書類を受領の上、150万円をその場で現金にてお支払致しました。
※当社ではお買取は基本的に現金決済とさせて頂いております(事前電話査定の上で)。

買取事例②-脇差40万円

※写真はイメージです。

お客様 宮城県在住、70歳男性
ご入手の経緯 代々相続
お売りになる動機 引き継ぐお子様もおられず、お手入れや管理が難しいと判断されたため。
お品物 脇差 大和守吉道 長さ1尺8分、刃紋互の目・湾れ、作柄は典型、出来栄え、保存状態ともに上々、昭和26年登録、未鑑定
お買取の形態 宅配買取
ご説明の手段 お電話、通話時間合計約1時間
お買取金額 40万円

最初のお電話

今回のお客様は宮城県在住の70歳の男性の方で、HPを見てお電話頂き、まずはお持ちの脇差の長さや銘文、状態などお聞きし、まずは大まかな査定を行いました。その時点で一定のご理解とご信頼を頂き、宅配買取のお申込みとなりました。宅配買取の流れ、段取りについても、詳しくご説明致しました。

(このお電話の通話時間:約20分)

宅配買取

宅配便でお荷物が到着し、早速査定を行いました。

※離島を除き、お荷物は2日以内で届きます。

査定の開始

登録証参考画像 まずは買取申込書・身分証のコピーなど必要書類を確認の上、刀身・鞘・はばきなどの装具、登録証と現物が一致しているかどうか、登録証が正しいものか、発行教育委員会への確認、出来栄え・作風・傷欠点の有無、銘について文献と照らし合わせて真贋の判定などあらゆる角度から時間をかけて念入りに行いました。

厳正な査定の結果、本脇差は大和守吉道(初代)、昭和26年、制度開始の最初期に登録されたもので、状態は、研がれてからは数十年経過しているようですが、錆は無く、お手入れは行き届いていました。
大和守吉道は江戸時代中期・寛文頃の摂津(大坂)に住した刀工で、「新刀上作」と格付けされ、偽物も多く存在しますが、本作は正真作であることが間違いなく、また出来栄えも吉道の典型とも言うべき傑出した作であり、何の欠点も御座いませんでした。
そのため査定額は40万円と、比較的現況の脇差の査定としては高額となりました。
良い面を適正に査定額に反映させ、私どもとして、お客様の利益に最大限かなうように、踏み込んだ査定をさせて頂いた結果です。

査定結果のご連絡

上記の通り、査定させて頂いた結果について、お電話で詳細にご説明させて頂きました。
本脇差について、正真作であり、出来栄えも良い、欠点も無い、その点を嘘偽りなく、全てお伝え致しました。
お客様としては、お父様より価値のある脇差と聞いていたものの、年代的なもの、真贋など確かめる方法も無く、査定結果についてはご不安もあったとのことです。
ただ、錆びさせてはならぬと、お手入れだけはきちんとされていたとのことです。
結果をお客様にお伝えしたところ、ご先祖から伝わったものが間違いのないものであったことがわかり、ホッとした、またきちんと適正に見立ててくれて感謝している、とのお言葉を頂きました。

もちろん、代々伝わってきたこと、その重みと現在の金銭的価値である40万円が釣り合うものか、その点は難しい面もあるかと思いますが、お聞きすると、実は3年ほど前に地元の骨董商に見せたところ、銘も偽銘であり状態も悪いと説明され、査定額も10万円程であった、対応も横柄で失礼に感じた、それで一旦は売却をやめようと考えたが、受け継ぐ子供さんもおられず、当社のHPを隅から隅まで見て頂いて、電話対応も含め判断し、今回、当社にお任せ頂くことになった、とのことでした。
同じ古物商でも、業者によりこれほど対応や結果が違うのか、と驚きもありつつ、それだけに感謝もして頂いて、私どもとしては業者冥利に尽きると有難く感じました。

その他ご質問などにも丁寧にお答えし、震災の時の話、世間話なども交えながら、なごやかにお話が進みました。その中で、いまは廃業されたとのことでしたが、もともとは代々呉服商を営んでおられたとのことで、お持ちの脇差も代々お家に伝わった大事なお品と伺いました。
江戸時代中期になると、武士はむしろあまり裕福ではなく、むしろ武士よりも富裕な商人の注文でしっかりした出来栄えの脇差が多数注文されたと言われております。
その点でこの脇差が今回のお客様のお家で代々伝わってきたことには整合性がありました。

お話すればするほど、いろいろなことがわかって参ります。
その意味で、私どもはあらゆる角度からお話することが重要と考えています。

最後に、またお褒めの言葉、感謝のお言葉を頂き、最終的にお買取成立となりました。

(このお電話の通話時間:約40分)

ご送金

ご送金はお電話をお切りしてから、直ちにお振込を行いました。
当日中の着金となったと、あとでお礼の電話を頂戴しました。

1点1点きちんと査定し、
納得して頂けるまでとことんご説明します

代表 中永善之

全国刀剣買取センター代表
中永善之
一般法人 日本刀流通経済研究機構
所長兼任

上記の2つのお買取例は、お買取対象であるお刀自体が価値のあるものであったので、査定額も高価格帯となり、成約しやすい面があったかもしれません。

通常はもちろん錆びているもの、偽銘のもの、傷のあるものなどのお話の方も多いです。

しかしながら当社では、そのお品物の価値・状態に関わらず、1点1点きちんと査定をし、お品物の詳細について、また査定額の根拠について、お客様に納得して頂けるまでとことんご説明を致します。

その理由は、結果はどうあれ、どんなものでもそのお家に伝わった大切なお品だと思うからです。
1つ1つのお話に誠実に耳を傾けること、そしてそこにある、お客様の想いにお応えすること、それこそが当社の使命と考え、日々のお買取をさせて頂いております。

大切なお刀をお売り頂く以上「どこでも良い」訳では無いはずです。
ぜひ当社にご用命頂き、懇切丁寧なお買取をご実感ください。
心よりお待ち致しております。

※上記はあくまで一例となります。査定額はお刀1振り1振り、それぞれ異なります。
※お客様のご希望により、説明を簡略化することも可能です。ご都合に合わせて要点をきちんと整理してお話出来ます。
※基本的に査定のご連絡はご対面もしくはお電話でさせて頂いておりますが、多忙により長くお話することが難しい方もいらっしゃると思います。その場合はメールにてご連絡することも可能です。メールの場合も、あらゆる角度から、お刀について詳細にご説明致します。

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