刀剣の売却は専門業者じゃないと大損！？

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「刀剣　買取」「日本刀　買取」で検索すると、なぜか上位に刀剣専門ではない買取業者（ここでは総合買取店と呼びます）が現れたりします。
しかし、刀は（刀だけは）専門買取業者に依頼しないと、お客様にとって絶対的に不利益となります。

その理由は２つ。

この２点に着目して考えれば、いかに総合買取店に刀を売却することがお客様にとって不利益となるかが見えてきます。
※ここで言う総合買取店とは、刀剣以外の品目も広く扱う骨董品買取業者や、金・宝飾品・ブランド品などの買取がメインの古物商、リサイクルショップなどを指します。

まず１について、総合買取店は買取した刀をどうしているのでしょう？
その答えは「業者に販売する」です。※一部例外を除く。
総合買取店は我々刀剣専門業者に業販する（卸す）のです。

仮に私ども刀剣買取業者が、100万円でお買取できる刀を一例として図説させていただきます。

総合買取店への売却

刀剣買取専門業者への売却

このような形で、お客様から買取した刀は、直販、業者専門オークションなど形態の違いはあれど、最終的には我々刀剣専門店の手に渡ります。
つまり刀の流通において、総合買取店はお客様と刀剣専門業者の間に位置する中間流通業・問屋としての役割を果たしているわけです。
そこには当然、総合買取店の利益が生じます。
であるならば、お客様からダイレクトに我々刀剣専門業者にお売り頂く方が有利になるのは明白です。
どんなお店も高価買取を謳います。ですが、このような形で、広く刀の流通やそれぞれの会社の運営・経営形態を考えれば、どの立ち位置の業者の買取額が高くなるかは一目瞭然です。

次に２について、刀剣は古美術・骨董の中でも特殊な存在です。
査定には相当な専門知識が必要です。それだけに、買取する業者には「専門家としての信頼性」が求められます。
総合買取店はあらゆるものを扱います。
多くの品目を扱う中で、担当者がすべての品目について精通することは可能なのでしょうか？
それはよほど卓越した能力がある人材でないと無理だと思います。

では、総合買取店はどのように刀を査定（値付け）しているのでしょうか？

答えは、刀剣専門業者に査定させる、です。

我々刀剣専門店に画像などの情報を送り、卸す金額を先に決めさせておいて、自社の利益を差し引いた額でお客様にご提示するのです。
その際、我々は基本的に、先方には金額しか伝えません。
ですから、お客様に対して、なぜその刀がその金額になるのか、その根拠は全く説明されないと思います。

世の中にありふれたものや、本当にどうでも良いものなら、どんな売り方でも良いと思います。
しかし、刀はお家で大切に愛蔵されてきた歴史のあるものです。
高いものは高いなりに、安いものは安いなりに、評価には理由と根拠があります。
それが説明されなくて、果たして良いのでしょうか？
査定額が高い安いと言う以前に、査定根拠が明確に示されない、この点はお客様にとって大きな不利益だと考えますが、いかがでしょうか？

結論として、刀は専門業者に依頼する方が圧倒的に有利です。

「店が家から近いから」とか、「面倒だから他のものと一緒に全部まとめて売ってしまおう」などということはくれぐれもおやめ下さい。
弊社はお客様の「想い」に応えるべく、運営しております。
どんなに状態の悪いものでもしっかりと査定し、査定根拠を丁寧にご説明しております。
刀に関することでしたら、どんなことでも、ぜひご相談下さい。